自動車は何年乗れる? |
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財団法人自動車検査登録協会では、自動車の平均車齢や平均使用年数についての統計データが公表されています。
平均年齢とは、「国内でナンバープレートを付けていいる自動車が初度登録されてからの経過年数の平均で、人間の平均年齢に相当」とされていますので、新車の登録数が多くなると下がり、初期登録から年数の経過が多くなるとその分高くなるということと考えられます。昭和50年での乗用車の平均車年齢は3.3年でしたが平成元年では4.75年、平成22年では7.56年となっています。
高齢化社会でなく高齢車社会ですね・・・平成2年〜4年以外はすべて増加していってます。
以下の使用年数と同じく、自動車の性能が向上しているためだとは思いますが、今日本で走っている車の平均の年数を計算すると7年から8年ということです。
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普通車の平均使用年数 |
自動車は何年乗れるのかという部分については、おそらくメンテナンスをしっかりしていれば、10年を超えても10万キロを超えても十分に乗れると考えられます。車の寿命は10年とか10万キロとかいうのはもう通用しないのでは無いでしょうか・・・
上記の協会では、車種別(乗用とか貨物とか)の使用年数の統計データがあります。
平均使用年数とは、「国内で新規(新車)登録されてから抹消登録されるまでの期間の平均年数で、人間の平均寿命に相当」とされていますので、新車登録から廃車までですので、この1台の車の寿命が、実質としてどれだけ乗り続けられるのかという部分に近い数字だと思います。(お金を掛ければいつまででも同じ車は乗れるということではなく、一般人として乗るための目安)
そういう事をふまえると、経過年数の高い車ほど日頃のメンテナンスいかんで長持ちするかどうかが決まっていくようにも思います。
車の使用年数データは、乗用車(軽自動車除外)で
昭和50年:6.72年
平成元年:9.09年
平成22年:12.7年
35年間でおよそ2倍に変化しています。それだけ性能が向上しているのでしょう・・・ |
結局どれだけ乗れるのか? |
年数:平均使用年数をみてみると、平均して12年くらい使用されていることとなりますので、新車登録から中古車となったりしながら、1ユーザーまたは複数のユーザーが12年位は乗っている(乗れる)という事かもしれません。 |
距離:走行距離については、データは出ていませんが、タクシーなどでは10万キロオーバーなんて当たり前、貨物自動車についてはさらに30万キロ50万キロは十分超えてくるのではないでしょうか・・・しかし、エンジン内部の主要分の交換やメンテナンスは十分実施した上での話です・・・ |
俗説ではありませんが、一般車両についてはやはり10万キロを超えてくると、色々なところの部品交換が必要となろうかと思います。今の性能で考えれば20万キロなんてのもメンテナンス次第で十分に乗れるはずです。距離はエンジンの内部中心に、年数はボディなどの劣化中心に考えてみればいいと思います。 |
新車で買ったとしても、10年を待たずして7〜8年で限りなく価値はゼロに近づいていますので、別の車をこのタイミングでは購入せず、トラブルが無ければそのまま乗り続けるユーザーの割合が増えていることとその車自体もそれに耐えうる性能をもっているということでしょう・・・ |
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